由利本荘市議会 2020-03-05 03月05日-03号
昨年の9月安倍政権とアメリカのトランプ政権の間で行われてきた日米貿易交渉はおそれていたとおり、日本側の大幅譲歩で終わりました。日本は牛肉、豚肉や穀物など農産物市場を環太平洋連携協定TPP水準まで開放します。日本の農畜産業にとって死活にかかわる合意となるでしょう。
昨年の9月安倍政権とアメリカのトランプ政権の間で行われてきた日米貿易交渉はおそれていたとおり、日本側の大幅譲歩で終わりました。日本は牛肉、豚肉や穀物など農産物市場を環太平洋連携協定TPP水準まで開放します。日本の農畜産業にとって死活にかかわる合意となるでしょう。
米は今でも日本の生産量の1割、77万トンも輸入しているにもかかわらず、アメリカから7万トン、オーストラリアから8,400トンの輸入枠を認めるなど、文字どおりの大幅譲歩であります。過ぎた衆議院選挙のポスターには、「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。自民党」とあり、「ウソつかない」はうそだったのかと。
そして、国会決議から逸脱した重要品目の大幅譲歩が明らかになった以上、TPP交渉からの撤退を決断するしかない。よって、願意は妥当であり採択すべきである、との意見があったのであります。 次に、不採択とすべきであるとの意見として、現在、事務レベルでの交渉中であり、撤回や撤退するということは無理である。よって、願意は認められないものと考えることから、不採択とすべきである、との意見があったのであります。